【自分にはできない】斎藤一人さんの「成功脳」【でも脳にはできる!】
脳と成功、幸せが関係している――。
今まで知らなかった脳の素晴らしい働きについて、またどうすれば幸せが訪れてくれるのか、その方法がわかりやすく書かれているのが斎藤一人さんの「成功脳」という本です。
著者の斎藤一人さんについて
「銀座まるかん」(日本漢方研究所)の創設者で、1993年以来、全国高額納税者番付10位以内に連続ランクインし、2003年には累計納税額で日本一になっています。
1948年に生まれ、中学を卒業後、商人として活躍し始めます。
成功するのに学歴は関係ないということがよくわかりますね。
ほとんどの人が持っている常識とは異なる考え方が紹介されているため、「一人さんの精神論なので、信じられない人は信じなくてもいい」と前置きをされています。
その中から「これは面白い」と感じた部分をご紹介します。
脳はストレスがあると痛みを出す
「病は気から」という言葉がありますが、その「気」というのは「脳」のことだと一人さんは説いています。
例として、腰痛やムチウチが挙げられています。
レントゲンなどで検査しても異常が見つからないのに痛みが取れない……というような場合、脳が痛みを引き起こしている可能性が高いそうです。
普段ストレスを感じても、我慢して発散せずにいると、脳がその「おさえつけた怒り」を体に「痛み」として出すようになる。ストレスを紛らわすために痛みを出すんですね。
当然、腰に原因があるわけではないので整形外科に行って薬をもらっても治りません。
ではどうしたら痛みが消えるのか?
脳に対して「おまえがやってるの知ってるぞ」と言い続けるんです。すると、長くても3ヶ月で治ってしまうのだそうです(もちろん栄養を摂ったり、規則正しい生活を送るようにするのが前提です)。
私も原因不明の背中の痛みでレントゲンを撮っても異常が見つからず、対処に困ったお医者さんに心療内科へ行くことを勧められましたが、この話に通ずるものがありますね。
「気」が原因で痛みが出ている人がいることを知っているお医者さんだったのだと思います(お医者さんにとっては常識なんでしょうか?)。
私の場合は結局、背骨が折れていたのが原因でしたが(笑)。
脳は言葉に左右される
「自分は中卒だからダメな人間だ」「貧乏だからダメだ」などのネガティブな言葉を口癖にしていると、脳はこれ幸いと働かなくなります。
反対に、「自分にできないのはおかしい」という言葉で、脳は働きだします。
なぜなら、脳には「牽引の法則」というすごい力があるからです。
例えば「中卒は馬鹿にされる」と考えていると、その通り、脳は「馬鹿にする相手」を連れてきます。
一人さんは中卒ですが、「俺は中卒だから得なんだ! 得なんだ!」と脳に言っています。
そしてその結果、脳が得なことを運んできてくれるのだそうです。
だから累計納税額日本一という快挙を成し遂げることができたのでしょうね!
ただ単純に「幸せだなあ」「ツイてるなあ」というポジティブな言葉を習慣的に言うようにしているだけでも、幸せなことやラッキーなことを脳が運んできてくれます。
以前ご紹介した「ツキの大原則」という本にも同趣旨のことが書かれていました。
不幸そうにしていると脳は不幸を連れてきてしまいます。
よく病気のふりをしていたら本当に病気になってしまったという話を聞きますが、それと同じですね。
人生は脳を怠けさせないゲーム
脳は偉大なるコンピューターである反面、とても怠け者なんだそうです。
前述したように、例えば「中学しか行ってないからダメだ」などとネガティブなことを言っていると、脳は喜んで働かなくなります。「中学しか行ってないことが原因なんだから、考えても意味ないよね」と自分以外の責任にして、脳は楽ができるからです。
ネガティブなことを言いそうになったら、代わりに「自分が〇〇じゃないのはおかしい」と脳に向かって繰り返し言いましょう(自分がお金持ちじゃないのはおかしい、自分がモテないのはおかしい……など)。
すると脳のスイッチが入り、お金持ちになったりモテるようになることを自動的に考え始めるようになるのです。
どうしても自分に自信が持てない人は、「自分にはできないけれど、脳にはできる!」を口癖にすると効果があるそうです。
いかに脳を怠けさせないか――。
望みどおりの人生を歩むためには、これを重視しなければなりません。
最後に
一人さんの「魂が脳の主人。使用人に使われてはダメ」という言葉が、魂と脳の関係をとてもわかりやすく表現していると思いました。
ご紹介した内容以外にも、歳を取らない方法や野菜しか食べないでいるとどうなるか、パナソニックの創業者である松下幸之助さんに関するお話などが書かれています。
この「成功脳」には本の内容の音声特典が付いていて、私はスマホに入れて繰り返し聴くようにしています。
斎藤一人さんは自己啓発系の本を多く出版されていますので、興味が湧いた方は自分に合う本を探してみてください。
ここまでお読みくださり有難うございました^^
いつか読みたいと思っている本です↓
【サイバーパンク】「ニンジャスレイヤー」の魅力について【ニンジャアクション小説】
「ニンジャ」というと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
手裏剣を投げる、マキビシを撒く、音もなく歩ける……などが何となく思いつくのですが、私はそれ以外にニンジャに関する知識は持ち合わせていませんでした。
そんな私がハマってしまったので、間違いなく多分、面白いと感じる方が多いと思います!
シリーズ累計150万部を突破したという、サイバーパンク・ニンジャアクション小説「ニンジャスレイヤー」の魅力をご紹介します。
あらすじ
舞台は近未来の日本の首都「ネオサイタマ」。
平凡なサラリマン(サラリーマン)だったフジキド・ケンジが、妻子をニンジャに殺され、その復讐のために「ニンジャを殺す者」=ニンジャスレイヤーとなり、多種多様なニンジャを殺していく……というのが大まかなあらすじです。
1つの巻に10話前後の話が収録されており、短編集のような形式になっています。
魅力①独特の言葉遣い
著者はブラッドレー・ボンドさんとフィリップ・N・モーゼズさんという2人のアメリカ人で、もともと英語で書かれた同人誌だったものを、日本人の訳者が日本語に翻訳してツイッター上で連載し、それを本にまとめて出版した……という背景があるそうです。
そのためか、使い方や用法が不自然な日本語があり、それが独特の面白さとシュールな雰囲気を醸し出しています。
実際に小説で使われている用語の解説を引用します。↓
★サイオー・ホース=「塞翁が馬」の意。
★ムラハチ=村八分の意味。社会的制裁のひとつで、シツレイを働いたものに待っている末路だという。
★チャメシ・インシデント=チャメシは「茶飯」、インシデントは「出来事」の意味で、すなわち「日常茶飯事」の意味。
★サラリマン=サラリーマン。エリートはカチグミサラリマン、そうでないものはマケグミサラリマンと呼ばれ、カチグミになることはネオサイタマに生きる人々の目標ともなっている。
★Wasshoi!=ニンジャスレイヤーが叫ぶ、禍々しくも躍動感のあるシャウト。原作者いわく「日本人が己を鼓舞する時に叫ぶ言葉」。*
Wasshoi!……確かに、やる気になるかもしれません。
魅力②独特の世界観
舞台が近未来にも関わらず、おもに江戸時代など昔の存在であるニンジャが登場している点で、不思議な雰囲気が漂っています。
しかし「ニンジャ」とは言うものの、もはや人間の形をとどめずモンスターやクリーチャーに近いニンジャも登場するので、日本に実在したニンジャとは別物です。
アイサツ
ニンジャは礼儀をとても重んじています。一戦交える前に、必ず「ドーモ、〇〇サン、××です」とオジギをしてアイサツを交わすのです。どんなに憎い敵でも、名前に敬称までつけます。そして戦いに負けると、死の間際に「サヨナラ!」とアイサツしてからこの世を去ります。(まれに、アイサツもせず攻撃を仕掛けるシツレイなニンジャもいます。)
礼儀を重んじる日本人の特徴が表現されていますね。
ハイク
ニンジャは敵にとどめを刺す時に「ハイクを詠め!」という決め台詞を言うことが多いです。そして辞世の句を詠ませた後、しめやかにカイシャク(とどめを刺す)します。
スシ
スシはニンジャの体力を回復させる携帯食です。やはり日本食の代表とも言える存在だからでしょうか。よく話の中に登場します。ニンジャ以外の普通の人間も食します。
下記はニンジャスレイヤーさんがスシを食す場面です。↓
チャブには買ってきたいくつものスシパックを置いた。彼は湯を沸かし、チャを淹れた。小皿にショーユをさした。
彼はスシを食べ始めた。
マグロ……いや、タマゴだ。それからマグロ。シロミ。イカ。トビッコ。チャをすすり、マグロ。バイオウニ。アボカド。オキアミ。マグロ。成形もの。――*
チャブは卓袱台のことですね。スシが食べたくなります。
魅力③ストーリーと登場人物
殺伐とした格闘話だけではなく、涙を誘うような切ない話や心温まる話も織り交ぜられています。
舞台もネオサイタマ以外に、キョート共和国やネオカブキチョなど、実在する地名をもじった名前がつけられているのが興味深いです。
巻を追うごとに魅力的な登場人物が増え、物語に花を添えていくように面白さが増していきます。凄腕の女ハッカー、女子高生ニンジャ、私立探偵、鍼灸師など……。
どうでもいいことですが、私は武装霊柩車のドライバーのデッドムーンさんが好きです。
ツイッターもやってます
現在もツイッター上に連載が投稿されています。
キャラクターの絵を描いて投稿すると、「ウキヨエ」として巻末に掲載してもらえることもあるようです!
去年の大晦日にニンジャスレイヤーの猫バージョンの「ニャンニャスレイニャー」という話が連載されていたこともあります笑。
興味のある方はフォローしてみてください。
最後に
近年漫画化やアニメ化もされ、ニンジャスレイヤーの知名度が上がってきているようなので嬉しいです。小説版は現在第3部まで出版されています。続きが待ち遠しいです!
ここまでお読みくださり有難うございました^^
*引用元:「ニンジャスレイヤー 死神の帰還」
こちらは漫画版です。↓
【成功するための】「世界最強の商人」オグ・マンディーノ氏【9つの法則】
「世界最強の商人」という、世界的な大ベストセラーの自己啓発書のご紹介をします。
原著は高額で1万円以上するのですが、新訳が文庫化され、500円台というリーズナブルな値段で手に入れることができるようになりました。
この本を読んだ多くの人が、下記のように賞賛しています。
私は『世界最強の商人』を読んで大いに感激した。間違いなく、今まで読んだ本の中で最高、かつ最も感動した本だ。とても良い本なので、私はつぎの二つのことをぜひ伝えたい。第1は、終わりまで一気に読み続けること。第2は、何かを売る人だけでなく、実は我々を含むすべての人が読まなければならない本だ、ということだ。
――ロバート・ヘンスリー、ケンタッキー生命保険会社会長*
著者のオグ・マンディーノ氏について
オグ・マンディーノ氏は1923年にアメリカで生まれ、作家を目指していましたがうまくいかず、様々な不幸、貧困を体験し、アルコール依存になり、自殺まで考えるようなどん底の生活を長年続けていました。
ところが図書館で成功哲学に関する本と出会い、ナポレオン・ヒルなど成功哲学の巨匠といわれる人たちの本を読み始めてから、人生が良い方向へ変わり始めたそうです。
実際、一念発起した彼はセールスマンとして成功し、その後1968年に出版した「世界最強の商人」が大ベストセラーとなり、作家としても大成功をおさめました。
この本のような自己啓発書だけではなく、「十二番目の天使」のような感動するベストセラー小説も執筆されています。
あらすじ
舞台は2000年前の中近東。主人公のハフィッドという世界最強の商人が、いかにして世界最強の商人になれたのか――その秘密は、少年時代に主人から譲り受けた10巻の巻物にあった。
ラクダ係にすぎなかった少年時代のハフィッドは、その巻物を1巻から読み始め……というストーリーです。
感動的なストーリーに沿って、9つの成功哲学がシンプルに語られています。
セールスの技術を上達させたいビジネスマンの方だけでなく、普段の生活を向上させたいと考えている方にも、おすすめしたい本です。
次に、私の心に響いた部分をご紹介します。
良い習慣を身につけ、その奴隷になる
実は、失敗者と成功者の間にあるたった一つの違いは「習慣」の違いだ。良い習慣はあらゆる成功の鍵である。悪い「習慣」は失敗に通じる鍵のかかっていないドアのようなものだ。*
それぞれの巻物を毎日、朝起きた時と昼食後、そして寝る前の3回読むことを30日間続けること。
まずはこれを習慣にすると、巻物の言葉が潜在意識に吸収されていき、やる気や活力が日に日に増強されていくのだそうです。
言葉にはやはり力があるんだな、と思いました。
今日が人生の最後の日だと思って生きる
私は今日が人生の最後の日だと思って生きよう。
私にはたった一つの人生しかない。そして、人生とは時間で計られるものにすぎない。私が一つを無駄にすれば、他の一つも破壊する。もし、私が今日を無駄にすれば、私は人生の最後のページを台無しにする。だから、私は今日の時間を大切にしよう。今日の時間は決してもどってこないからだ。*
とても胸に刺さった言葉です。
ダラダラと無為に時間を過ごすのはいけないことなんだ、と気付かせてくれました。
ついつい先延ばしにしていたことを今すぐやらなければ! と心が奮い立ちます。
最後に
この本の巻物の章に書かれていることを習慣化して実行できるようになれたら、別人のように生まれ変われるだろうな、と思いました。
私も繰り返し読んで、自分を向上させるために良い習慣の奴隷になれるように頑張ります。
ここではご紹介できなかった成功哲学や、ハフィッドのストーリーに興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。
実際に人生のあらゆる苦難を乗り越えてきた方が著した本なので、人生においてとても価値のあることが書かれています。
ここまでお読みくださり有難うございました^^
*引用元:「世界最強の商人」