【本】仕事を楽しく、人生を充実させる堀江貴文さんの「多動力」
売上25万部を突破した堀江貴文さんの「多動力」というビジネス書を読み、参考になった部分を書き留めておきます。
「多動力」とは何か。
それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。
引用元:「多動力」
本音で生きればストレスは溜まらない
- 「やりたくないこと」はやらない
- 「付き合いたくない人」とは付き合わない
- 人間関係は「裏切られて当たり前」くらいに構える
- 人に期待しすぎない
- 劣悪な人間関係を乗り越えるには「スルー力」が欠かせない
ライブドア騒動の時に信頼していた人から裏切られたり、獄中生活での受刑者との人間関係など、特殊な環境に身を置いていた堀江さんの言葉だからこそ、説得力があります。
恥をかいた分だけ自由になれる
恥をかく勇気、失敗する勇気さえもてば、どんどん免疫ができてリスクを取ることを恐れなくなる。この勇気をもつことが何よりも重要なのだ。
今、この瞬間から周りの人の目を気にするのをやめよう。
君の頭の中が、他人の振る舞いや失敗のことでいっぱいにならないのと同じように、周りの人は君のことなんてまったく気にしていない。
確かにその通りですね。
人にとって知らない他人というのは、大勢の知らない人間のうちの一人にすぎないんだと思えば、行動するのが楽になります。
人生に目的なんてない
1日24時間をできるだけ「ワクワクすること」だけで埋めるように努めている。その方法はこの本ですべて書き尽くした。
何か具体的な目的のための手段として人生を送ってはいけない。
楽しむことだけがすべてなのだ。
今生きている時間、この瞬間を楽しまず、ただ歯を食いしばって努力したところで、思うような成果なんて得られない。
今がすべてであり、「将来の夢」や「目標」なんて必要ない。
今現在、将来の夢や目標が見つからずに悩んでいる人は、自分が楽しいと思えることをできるだけやるようにしてみると、おのずと何かが見えてくる……ということですね。
ネコの殺処分への方策
意外にも猫の殺処分に関する話が出てきました。
参考になるので引用します。
ネコの殺処分を減らしていきたいのならば、たとえば以下の方策はすぐに思いつくはずだ。
無人島であれば外部の環境とは完全に断絶されるから、近隣住民に迷惑をかけることもないし、環境に悪影響も及ぼさないだろう。
- ネコ好きの人に呼びかけてクラウドファンディングで資金を集める
- ネコ好きのタレントや芸能人にも、インフルエンサーとしてPRしてもらう
- クラウドファンディングによって集めた資金を使い、無人島を丸ごと買い取る
- 保健所にもちこまれて殺されるはずだったネコを、その島に避難させる
- その島でネコ好きのためのイベントを仕掛けたり、ツアーを企画する
- 外国語表記のウェブサイトを作ったり、英語や中国語しか使えない人も遊びに来られるような態勢を整え、海外のネコ好きも島に呼びこむ
- 島への入場料及び収益をネコのエサ代や新たなネコの引き取り費用に充てる
無人島を買い取るというのは思いつきませんでした。
そしてそこに動物保護施設を建設し、保健所などから引き取った犬や猫を住まわせる……。いや、「猫島」のように外で自由に暮らせるようにするということか……。
確かに無人島なら車や電車が存在しないので、猫や犬が外を自由に歩いていても危険はなさそうです。
いずれにせよ、まず莫大なお金が必要ですね。
最後に
「人の目を気にせず、楽しいことに意識を集中させていれば、おのずと目的は達成される」という部分に特に感銘を受け、日常生活でぜひ実践していきたいと思いました。
上記以外にも、ビジネスと日常生活に役立つような話がたくさん盛り込まれていて、読了後に開眼したような気持になりました。
文字が大きめのレイアウトで章立てされているので、読みやすかったです。
もっと自分の時間が欲しい、もっと効率的に仕事をこなしたい、という方にもおすすめの本です。